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精神・神経疾患モデルマウスに関するライセンス契約締結のお知らせ



2017年07月10日
各位
株式会社新薬リサーチセンター
代表取締役社長 福永 健司
精神・神経疾患モデルマウスに関するライセンス契約締結のお知らせ
当社は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所※1(理事長:中鉢良治、東京都千代田区、以下「産総研」)バイオメディカル研究部門 生体分子創製研究グループ 小島正己上級主任研究員らが開発した精神・神経疾患モデルマウスについて、産総研とライセンス契約を本日締結いたしましたので、お知らせいたします。
 本契約により、当社は当該精神・神経疾患モデルマウスを用いた非臨床試験の受託サービスを開始いたします。
 このたびの精神・神経疾患モデルマウスの導入は、当社グループのCRO事業セグメントにおけるアルツハイマー病モデル(2017年6月20日リリース)に加えて中枢神経系領域非臨床試験の需要の増加に応えるものです。

 当社グループは、今後も、事業間シナジーの創出を通じて、各事業セグメントの成長戦略を推進してまいります。

<特許>
特許第5414012号

◆ご参考
※1 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 (http://www.aist.go.jp/)
産業技術総合研究所は日本の産業を支えるエネルギー・環境領域、生命工学領域、情報・人間工学領域、材料・化学領域、エレクトロニクス・製造領域、地質調査総合センター、計量標準総合センターの7つの領域(5領域と2総合センター)で研究を行う我が国最大級の公的研究機関です。
本部を東京及びつくばに置き、つくばセンターを除く全国9ヶ所にそれぞれ特徴ある研究を重点的に行う研究拠点を配しています。総職員数は約3,000名。その内2,000名以上の研究者が、組織・人材・制度を集積する「オープンイノベーションハブ」構想の基に、産業界、大学、行政と有機的な連携を行い、研究開発からイノベーションへと展開しています。

※2 うつ病
うつ病とは、強い抑うつ気分とともに、意欲がでない、不眠など身体の不調が長期間継続し日常生活に支障を来してしまう疾患です。うつ病は、「環境要因」「性格傾向」「遺伝的要因などに誘発され、脳内の神経細胞の情報伝達に障害が生じて発症されると考えられています。
うつ病等の気分障害の患者数は推計111万6,000人(2014年、厚労省「患者数調査」)と増加しており、また抗うつ剤の国内市場は2020年に1,714億円に達すると予測されています。

※3 脳由来神経栄養因子(BDNF)
神経細胞の分化、成熟、生存維持のほか、シナプス結合の可塑的調節や神経伝達物質放出促進など多様な生理作用を示す分泌性タンパク質で、近年精神疾患とBDNFの量的変動を関連づける報告がなされており、精神疾患診断のバイオマーカーとして、あるいは治療薬のターゲットとしての可能性が期待されています。産総研は、BDNF前駆体の翻訳後調節により複数のBDNF分子群が産生されることを見出しており、これらBDNF分子群と精神・神経疾患の関連を調べるべく動物モデルの作製と解析が注目されています。
本プレス発表に関する参考文献:
Mizui et al., PNAS, 2015Koshimizu et al., Mol. Brain, 2009
産総研公式研究成果サイトGoogle Scholar:
https://scholar.google.co.jp/citations?user=Ye5sg7QAAAAJ&hl=ja

※4 ノックインマウス
ノックインとは、外来遺伝子をマウスゲノム上の相同遺伝子座に導入し、マウスの元々の遺伝子は破壊した上で、新たに導入した遺伝子の機能を解析する方法です。ゲノム中の遺伝子を単に破壊するのではなく、その遺伝子に任意の変異を入れたい場合などで、ノックインマウス作製の手法が使われます。1塩基の変異から大規模な改変まで様々な遺伝子改変が可能です。


以上