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当社グループ会社(株)トランスジェニックにおける「ヒト化マウス」に関する特許が韓国にて成立



2017年2月1日
各位
株式会社新薬リサーチセンター
代表取締役社長 福永 健司
当社グループ会社(株)トランスジェニックにおける
「ヒト化マウス」に関する特許が韓国にて成立
 当社グループ会社である株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、福岡市)と国立大学法人熊本大学(学長:原田信志、熊本市 以下熊本大学)は、2010年12月21日に「ヒト化マウスの開発」に関して共同研究契約を締結し、当該研究成果について共同で国際特許出願(PCT/JP2012/058790)をしておりました。このたび、韓国特許庁から特許査定を受けましたので、お知らせいたします。

 このたび特許査定を受けました特許は、トランスジェニック社と熊本大学生命資源研究・支援センター山村研一シニア教授(トランスジェニック社技術統括担当取締役)のグループとで、より有用なモデル動物の創出を目指して、共同研究しておりました「ヒト化マウス」の研究成果の権利化を図ったものです。
 ヒト臓器を保有するマウスは、ヒト疾患モデルマウスの作製や病因・病態解析、治療法の開発と検証、薬物代謝の検討等に有用であり、研究者の高い需要が期待され、またヒト化マウスの作製を担うトランスジェニック社のジェノミクス事業部とヒト化マウスを用いた非臨床試験を担う当社のCRO 事業部とのシナジー創出による事業化は当社成長戦略を大きく加速させるものと期待されます。
 本技術に関する特許は日本、オーストラリアで成立しており、また当該特許に関する技術をさらに発展させた「臓器ヒト化マウス」技術に関しましても日本にて成立しております。引き続き事業優位性を図るべく海外における「ヒト化マウス」および「臓器ヒト化マウス」の権利化を推進し、事業拡大を目指します。

◆ご参考
ヒト化マウス
ヒト化マウスとは、便宜的に遺伝子レベルでのヒト化マウス、細胞レベルでのヒト化マウス、組織・臓器レベルでのヒト化マウスの3 種類があります。遺伝子レベルでのヒト化マウスは、当社が有する可変型遺伝子トラップ法または可変型相同組換え法によりすでに作製可能です。細胞レベルでのヒト化マウスの例としては、ヒト白血球を持つマウス、ヒト抗体を産生するマウスがあげられます。組織・臓器レベルでのヒト化マウスは、生体内で正常にヒト組織や臓器を再構築し、持続的に機能させ、ヒトの細胞や組織が拒絶されることなく体内に存在するマウスです。例えば、ヒト肝臓を持つマウスなどがあります。このようなヒト化マウスを用いることにより、非臨床試験や創薬研究をよりヒトの状態を反映したモデルで進めることが可能となります。

詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
「ヒト化マウス」の韓国における特許査定のお知らせpdf

以上

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